シラタキのゲームブログ

ゲームに関する記事を書いていきます。

フレームレート(FPS値)の重要性とCPU,グラボ

ここ数週間前から、Steam版のPUBGに力を入れてプレイしています。もうライト版はプレイしていません。

Steam版には8vs8のチームデスマッチモードがあり、ライト版4vs4よりマップ数も多く迫力のあるゲームを楽しめるようになっています。しかし、Steam版は重量級と表現される事もよくあり、ライト版よりずっと要求されるマシンスペックが高く、ライト版では問題なく動作していたのに、Steam版で何か問題を感じるという方も多いでしょう。

www.nvidia.com

nVidiaから「144 以上のフレームレートで『PUBG』をプレイして競争力を手に入れよう」という記事が公開されています。これによれば、

リフレッシュ レートの高いモニターと、144 以上の FPS を実現する GPU 能力があれば、どんなプレイヤーにも多くのメリットをもたらします。第 1 のメリットはシステム レイテンシの低下です。システム レイテンシとは、マウスの動きやキー操作から新しい情報によって画面が更新されるまでの時間のことです。ご想像の通り、レイテンシが小さくなれば、ターゲットをより早く見つけて反応することができます。

高い FPS ゲームのもう 1 つのメリットは、アニメーションがよりスムーズになることです。1 秒間に表示されるフレームの数が増えると、画面上の動きの間の間隔が小さくなります。FPS が 60 から 144 または 240 に上がると、敵の動きがより滑らかになり、ターゲットに狙いを定めやすくなります。詳細については、「高いフレーム レートが E スポーツに重要な理由」という特集と、下の WackyJacky のビデオと一緒にご覧ください。

もし、ライト版では快適にキルができていたのに、Steam版で思った通りにキルができないとかライト版で避けられていた弾がよく当たるというような状況に遭遇する場合は、フレームレートが低い、つまり、CPUまたグラボの能力が足りていないことが考えられます。

以前使っていたパソコンは旧世代のCPUにGeforce RTX2060Sという構成でした。この構成でもライト版はほとんど問題がなかったのですが、当初フレームレートがどうやら出ておらず、4vs4で撃ち負けているような状況がありました。そこで、旧世代ではありますが、さらにグレードが高い0.3ghz上のCPUに変えたところ、フレームレートが伸びキルがし易くなったことがありました。この経験とnVidiaの記事を読んで、Steam版8vs8で勝つために、最近新しいパソコンを買いました。

結果、グラボはGeforce RTX2060Sという構成はそのままでCPUなどそれ以外を新しくした結果、大幅にフレームレートが改善しSteam版8vs8のスコアが大幅に伸びました。30fps以上フレームレートが改善しました。

グラボをグレードアップしてさらにフレームレートは伸びるか

Geforce RTX2060SからGeforce RTX2080Sに替えてスコアやフレームレートが伸びるか確認してみました。結果、PUBG(トレーニングモード)ウルトラ設定時での差が大きく伸び、低設定は差がそれほどでないということになりました。20~30fpsの向上は期待通りなので満足です。ただ、意外に、Geforce RTX2060Sはけして安くないグラボなのでコスパの高いグラボだと評価が変わりました。

重たいゲームを遊ぶ時はさすがにGeforce RTX2080Sの方が役に立つでしょう。Bright memoryという一人称シューティングゲームはPUBGよりさらに重たいゲームですが、リアルタイムトレーシングON設定でもかな快適に動作します。

3DMarkベンチ比較(上RTX2060S,下RTX2080S)

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PUBGウルトラ設定比較(上RTX2060S,下RTX2080S)

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PUBG最低比較(上RTX2060S,下RTX2080S)

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G-SYNC に気をつけろ

実は、Geforce RTX2080Sで動作確認を始めた頃、フレームレートが想定より伸びない事象に遭遇していました。なぜか144fpsに制限が発生しているらしく PUBG 8vs8でGeforce RTX2060Sより悪く感じるか同じくらいの動作でした。いろいろ調べた結果、G-SYNCが原因であることがわかりました。

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詳しく追いきれていないのですが、私の環境ではモニターが144hzまでしか出ないので、G-SYNC有効時に144fpsに制限されるようです。Geforce RTX2060Sの場合はG-SYNCが有効にならないので問題が起こらなかったようです。

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Geforce RTX2060SにはNVIDIA コントロールパネル上にG-SYNCに関する設定項目がありませんが、Geforce RTX2080Sにはあります。これが最初から有効になっており、無効にすると想定通り144fps以上でます。

GPUの設定を変えてさらにフレームレートを出す

「144 以上のフレームレートで『PUBG』をプレイして競争力を手に入れよう」でも紹介されていますが、NVIDIA コントロールパネルでゲームでは設定できない部分のチューニングができます。

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効果が微妙なのですが、今回の検証では、低遅延モードウルトラ、電源管理モードパフォーマンスを最大化を優先にしています。効果があるというブログ記事もあるのですが、今の所この2点については効果がよくわかりません。あるような無いような。他の設定項目に関しては見た目に影響を与えるなどの効果は確認できています。大きく効果が変わることはなさそうですが、さらに上位のプレイを目指す場合にはNVIDIA コントロールパネルの3D設定の管理を使ってみることをお勧めします。

まとめ

半年前くらいからPCゲームを遊び始め、特にプレイ体験に大きく影響したと感じたフレームレートに関する自分の経験を書いてみました。某掲示板でオートエイムチーターがいると報告する方が割といたのですが、相手の動きがよく見えなかったり先制攻撃されると感じる場合には、フレームレートが出ていなかった事が原因の可能性があります。フレームレート向上はゲーミングで大変重要な要素ですので、まずここに拘るとよいかもしれませんね。